プーケット バーンライマイ
夜はぎらぎらして、人間観察していると「男と女ってなんだろう」と考えさせられる・・・でも昼は白い砂浜が目にまぶしい爽やかなパトンビーチ・・・から道一本挟んで、堂々と建っている楕円形の建物。一見古く、みすぼらしいけど、ロビーはお魚さんが泳ぎ、吹き抜けで爽やか、タイで最近主流のモダンアジアンスタイルではなく、落ち着いた一昔前のリゾート風。 お部屋もリノベーションされ、とっても快適なホテルがここ、バーンライマイ。 プーケット空港からのミニバスが、ご丁寧に裏口に乗り入れてくれたため、ぽかーんと暗闇で突っ立っていること5分。 「あんただれ?」といわんばかりにスタッフが怪訝そうに近寄ってきた。 「・・・あの、ここ、バーンライマイ?」 「そうでげすよ。どうしたですか、ピー(ねえさん)。」 「・・・今日ここに泊まるのよ。予約してあるの」 「あ、そうでげすか?なんでこんなところに」 「知らない。ロット(車)がここに止まったから・・・」 「ぷーっ・・・くすくすくす・・・こちらでげすよ」 ・・・ふふふ。悲しいな。 でもこのホテルファミリーにも、カップルにも、友達同士にもお勧めだし、ビーチがすぐ目の前で、食べることにも買うことにも全く困らない、最強立地と、パトンビーチを楽しみまくって堅苦しくなくって、いつでも海にどぼんしたい環境お求めの人に絶対に勧めたいホテルよぉ! 日本人には馴染みが薄いけど、老舗といっていいほど歴史は古く、欧米人には昔から知られているよう。オフシーズンには2000バーツ代前半で宿泊できるので、優雅なリゾートホテルより、アクティブにビーチやグルメを楽しみたい人は要チェック。
こちらがフロントのある棟。シービューの部屋はこちらで、リノベーションしたモダンタイスタイルの部屋がメイン。シービューではない部屋は、とても安い。目の前の広場では夜遅くまでフィリピンの実力派シンガーがステージで歌う屋外レストランがあるので、音が気になる人にはちょっと勧められないかな~・・・ってことで、あたしが宿泊したこちらの棟でご検討を。 こちらはコテージ風の建物で、とてもビーチ沿いにあるとは思えない庭園の中にあり、ぱっと見、軽井沢の別荘みたいな外観。
ねっ?なんか素朴でいいでしょ?部屋のドアには象さん、ぱおーん。
こういうのタイっぽいよねえ(涙)。 おまけにメインロードから奥まっているため、全く騒音が聞こえない静かな部屋で、ああ、良かった。 お部屋はこんな感じ。
特に奇をてらうことなく、涼しげなタイル貼りの床と、木を生かした優しい風合いのインテリア。 なんだか非常に落ち着く客室。ちなみにバスタブはないけど、タイにいると、バスタブの必要性があまり感じられないことがある。だからマイペンライ! アメニティーもばーっちりさ!
テラスもあるけど、とにかく蚊が多いので、テラスに出るなら蚊取り線香持参が良し!プール越しにかすかに海が見えますぞ! で、とりあえず室内に素敵な木製のイスとテーブスセットはあるんだけど、なんか微妙に壁に張り付いていて、寛げないので、ベッドにテーブルセッティングして、このように酒盛りをする羽目に・・・。 配置がおしいぜ!こんちくしょう!
こちらはプール!寛ぎやすくて、泳ぎやすくて、のんびりできていいんだけど、驚愕することが一つ。 なぜか深さが・・・尋常じゃない。
いや、1.50Mとかそういうのはよく見るけど、これってかの布袋寅泰氏ですら、完全沈没。チェホンマンでようやく、目鼻が出るくらい。 あたしは深いプールの方が楽しいんだけど、おこちゃまなんてめちゃくちゃ恐いんじゃないの?あんまり泳げない人は興奮してドボンすると、意外にホテル内でドザエモンになる可能性もあるので注意が必要だ! 朝食は、こちらの半オープンエアーのレストランで。この階の上にもモダンでお洒落でシービューのお部屋やジュニアスイートルームを建設中だったので、今は部屋の種類もふえているかも!
ビュッフェ形式の朝食はタイ料理が豊富で、しかもこのタイ料理がけっこういける。白飯がっつりいきたくなるメニューも。でも特筆すべきは卵スタンドのオムレツ。チーズをリクエストするととろけるチーズを丸ごと1本包んでくれるので、チーズオムレツ好きにはたまらんし、朝からこれで赤ワインあけたくなっちゃったよう。 ただ補充に関しては怠けがちなので、堂々と「これ、ないんだけど!」といいませう。だるそーに、めんどくさそーに持ってきてくれるよ。 テラス席に座れば爽やかな海が眺められるので、のんびりと食事しましょ♪。 だがしかし、このレストランで繰り広げられる人間関係が限りなくデンジャラス。 恥ずかしいとは全く思っていない、開放的な一夜のご関係カップルがく多いため・・・まあ、この年になってくると、それを面白がって観察して、勝手にせりふを考えたりして楽しめるんだけど(笑)、「けしからん!」と波平ちっくに怒鳴ってしまいそうなお堅い方には不向きだし、家族連れも多いのに・・・しかも年頃の男の子なんか連れてきたら「ママ、なんであのおじさんは、朝飯食って、道路で抱き合って彼女とは違う方向に行くの?」など、問い詰められること請け合い。 ただしこのホテルのその手の人たちは「はーい!」と我らに爽やかに挨拶してくれるくらい、堂々としている! おねーさんたちもしかり。楽しそうに元気いっぱいに微笑んでくれる。なんだか生き生きしているため、こちらも挨拶を元気に返してしまう。・・・彼女達にたくましさや生命力を感じてしまうのはパトンの土地柄のせいなんだろうか。 でもそれにまけないくらい健全な家族連れも多いので、複雑な光景だ。 そのエピソードはこちらの日記でもどうぞ。今も気になるあの謎の家族・・・うーん、一体どうなってるんだろう。 ちなみにあたしが宿泊したコテージのような棟も、既にリニューアルし、改装済みのぴかぴかのお部屋になっているようです。リニューアルを定期的に行うホテルって意欲的でいいよね! なので最新の部屋情報はホームページもごらんあれ!
このホテルのいいところ 1.立地が最高 2.従業員がのーんびりしてる分、こっちも気を遣わなくていい 3.部屋が落ち着く 4.朝ごはんが美味しい 5.ビーチが目の前の割には比較的リーズナブル このホテルの微妙なところ 1.フロントのある棟は道沿いということも、ライブレストランも近いので、静かに過ごしたい人にはきつい。その場合はコテージのような棟を指定した方が無難 2.プールで溺れないように 3.開放的すぎて、ほおって置くと誰でも入ってこれそう 4.買春系のにいさんたちや一夜関係のカップルを見るのが不愉快な人は、やめたほうがいい。でも同じくらい健全な人たちも泊っているので、そんなには気にならないと思う。 5.従業員がきちんとはしていないので、サービス重視の人は「だらけてるなあ」と思うかも。 ジャンル別一覧
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